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2012年5月 9日 (水)

 内部被曝検査の結果をお伝え致します。~於 東京都品川区、放射線プレミアムドックセンター

 

 

 こんにちは。

 

 本当に本当にお久しぶりです。 最近はツイッターで気を吐く(笑)事が多くなってしまい、ブログは随分とお留守になっておりました。 いつも愛読頂いていた方々にはご案内をしておりましたが、あれから皆さん、どうされておりましたでしょうか。 お元気でしたでしょうか。 なんだか、すっかり、愛想が尽きたよ、との声が聞こえて来るような気もしますが・・・、きっとツイッターをご覧になって下さっていると思う事にしようと思います。 

 

 ひょっとしたら、長文が苦手になっている懸念もありますが、今日は久しぶりに140字以上の表現をしたく、キーを叩いてみます。 ツイッターの延長という事で、この記事を捉えて頂ければと思います。

 

 さて、昨年の3月11日。 私達は未知の領域へと突入しました。 そうです。 もはや明確化してしまった、放射能と人類とが共存するという領域です。 それは、誰も望んでいなかった事態です。

 

 事故当初より私は様々な情報をネットから得てきました。 それは、今更言うまでもありませんが、大手マスコミ、そして大本営発表は全くあてにはならないからです。 鵜呑みにしていたら、本当に庶民は命を落とす事にすらなりかねないでしょう。 このゆるやかな”殺人”によって。 そしてこれは、原発の話に限った事ではありません。

 

 そしてまた、ネット上の情報も、錯綜しています。 様々な人が、まさに様々な事を言っております。 まあ、しかし、これに関しては様々な情報が出て、錯綜するくらいがむしろ健全で程よいと思っております。 取捨選択の鍵は、こちらにあるのですから。

 

 さあ、前置きはこれくらいにして、まずは、今回の結果を見ていきたいと思います。

 

 まずは、全身の内部被曝をみる検査。 セシウム137とセシウム134の値、そしてカリウム40の値が弾き出されています。 検査時間(Exposure time ,s)は600秒、つまり10分です。 検査時間は長ければ長い程、精度の高い値を得る事が出来ます。 ここ、放射線プレミアムドックセンターでは、10分を基本として、より正確に値を絞り込んでいきたい場合には、延長の対応をする事もあるようです。 今回、私の場合は、その必要は無いという判断です。

 

 さて、それぞれの値を見ていきましょう。 まず、”MDA”ですが、これは検出限界値です。 この値以下の測定は、この機器では出来ませんよという事です。 セシウム137においては155Bqセシウム134は136Bqという事のようです。 では、実際の値を見ていきましょう。

 

 ”Activity” とある所に値は記述されています。 セシウム137 は”Not detected”。 つまり検出されませんでしたという事です。 いわゆる検出限界未満(この機器の場合は155Bq)という結果が出ています。 それ以下の数値においては、この機器では値を出す事が出来ませんという事でもあります。

 

 次にセシウム134を見ていきましょう。 ”Activity”85.4Bq。 すぐとなりに誤差の数値が出ています。 ±73.1Bq。 そしてさらに、それをパーセンテージにすると85.6%の誤差率ですよという事が記されています。 つまりこの場合、12.3Bq~158.5Bqという値の可能性で内部被曝していますよという事になります。 この機器の検出限界はセシウム134において136Bqですので、つまり検出されましたという事ですね。 可能性のある数値の中間を採ると85.4Bqですよという事になります。 

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 これらの値の記述の下に、磨り減った印刷になってしまっていますが、”Expected annual dose of internal irradiation will not exceed ~mSv”とありますが、ここが大事な値であります。 これは、平たく訳せば、検査測定値から導き出された、”予想される年間内部被曝線量”という事になります。 これは入力した体重と測定値から計算されています。 今回、私の場合、0.00519mSv と出ています。 このままの環境で、このままの食生活、暮らしぶりをあなたが続けた場合、あなたはこれから年間累積で0.00519mSvの被曝をし続けていきますよという事を表しています

 

 ちなみにこの値ですが、皆さん大体0.01mSvくらいの値が出ていますと測定担当の方が仰られていました。 食など、いろいろ気を付けておられたのですか?と聞かれました。 さらに、詳しい数値までは聞きませんでしたが、千葉や東葛地区等、いわゆるホットスポットに住まわれている方、また、福島に支所が出来る以前は、福島の方もこちらまで測りにこられたりもしたそうですが、そうした方々はやはり高めの値が出ているとも仰られていました。

 

 その安全性、信頼性においては疑問の声も聞こえくる ICRP基準を参考とした、日本の政府基準では、この内部被曝線量値が年間1mSvを超えないようにしましょうとされているようです。(※ちなみにICRP勧告では、内部被曝と外部被曝合わせて年間1mSvを基準としております。) 私の場合、今回、ここから見るに、桁が3つ違う、かなり低い値(約200分の1)となっています。 計測機器の限界というものを考えてみても、その、ほぼ限界値である事もさる事ながら、セシウム137においては検出限界未満(未検出)という事になっています。 これらで鑑みるに、このままの環境で、今までどおりの食生活、暮らしを送れるのならば、その内部被曝の影響は極めて微量であると言う事が出来ると思います。 しかしながら、内部被曝は累積で考えていかなければならない事をここに記しておきます。  ・・・このあたりの考察は、後で更に深めていきたいと思います。 追記するかもしれません。

 

 引き続いて、甲状腺の測定もしてもらいました。 こちらの検査時間は5分です。

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 ちなみに、こんな感じで測ります。 生 YasuhikoSUN 登場です(笑)。

 

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 立派な機械を前に、少し、緊張しています(笑)。

 

 さて、結果ですが、こちらは甲状腺のヨウ素の値を検出するものなのですが、”Activity”と”誤差”の値が、ヨウ素131、ヨウ素133、どちらの場合も同じ値、そして誤差率100%と出ています。 検査が終わってから、担当の方が結果の読み方、そして今後の指針など、丁寧にお話して下さいます。 そこで仰られていたのは、検出されていない時には、この機器はこのような同数、誤差率100%と書き出すとの事でした。 つまり、ゼロと考えてほぼ間違いないという事です。 後に、まあ、ヨウ素ですからね、とお互い納得しました。 ヨウ素の半減期を考えれば、妥当な所でしょう。 むしろ、ここで検出されるのであれば、新たな爆発、再臨界や4号機倒壊の可能性を考えなければなりませんね。

 

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※ 御殿山庭園です。

  

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※ このビル専用の無料のシャトルバス(都営)が、20分に一度運行されています。 相当アッパーな環境です。

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※ エレベーターで14階にあがって、少し歩くと、入り口があります。 受付はまっすぐ正面です。

 

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※ 広く、ゆったりとした待合スペース。 高級オーディオは、社長の趣味だそうですよ^^。

 

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※ ガイガーカウンターの貸し出しもやっているようです。

  

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※ 測定中の様子です。  

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※ 放射線プレミアムドックセンターのある14階からの眺望。 椅子に座り、この景色を見ながらの測定となります。 日本サード・パーティー株式会社 放射線プレミアムドックセンター の Infoはここをクリック。

 

 今回、こうして検査を受けてみて、率直に、良かったなあ、と思います。 未だ原発というものがこうして存在している以上、安心というものは決してあり得ませんが、事故から一年、こうして東京の一地区で過ごしてきた私自身の被曝の状況がどの程度のものであるのかを実際に生活状況を省みながら把握できたという事はとても有意義であったと思います。

 

 もちろん、事故の際に放出される核種は、ヨウ素、セシウムのみではありません。 代表的なもので言えばストロンチウムがありますが、現時点でそこまで計測してくれる施設を私は知りませんし、他多数の核種も放出されている事に間違いはありません。 憂慮、思慮の浅いままで始めてしまう瓦礫の受け入れは、比較的安全であった地域にまで汚染を拡げてしまう愚行であるといわざるを得ません。 絶対的な安心というものは、もはや有り得ないというのが、私の認識です。 こうしている間にも、放射性核種が土壌をはじめ、地下水へ、そして海へと流れ、再び雨となって降り注ぐ中で、様々な生物、生命、生態系への影響は、計り知れないものがあります。 今、まさに、それは進行中なのです。 そしてまた核廃棄物処理の問題は、未だ解決を見ず、放射性物質が封じ込まれた容器は仮の宿で眠っている状態であります。

 

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 この地球を汚す事が出来るのが人間であるとするならば、清める事が出来、再び地球に返す事が出来るのもきっとまた人間であると、私は信じて止みません。 全ての日々の行いは自分に返ってきます。 綺麗過ぎる水には魚は住まないと申しますが、その通りと思います。 しかしながら、生存が危ぶまれるほどの穢れを私達は欲していたのでしょうか。 どこでどう、歯車が狂ってしまったのでしょうか。 この追及の矛先は、もちろん、私自身にも向けております。 それは、この現代社会に、こうして現実として今まで暮らしてきた私自身にも向けております。 この因の源泉を突き止め、地道に改善していくより他はありません。 氣が遠くなるようですが、本当にそれしかありません。 どこかの素晴らしい誰かさんが、まして、現日本政府が助けてくれる事など望むべくもないと思っています。 

 

 私は以前より、お金=原発=現代社会だと訴え続けてきました。 原発は原発だけの問題じゃないと訴え続けてきました。 そこには優性思想など、様々な伏線が張り巡らされています。 一方、目論みは、歴史を辿れば、古代王族の血脈までへも行き着きます。 今、あらゆるものが精算、清算される時と思います。 口では綺麗事を言っていても、お金を頂点に据え、崇拝しているようでは何も変わりはしません。 誰かをスケープゴートにして叩きのめしても、何の解決も見る事は出来ません。 また、似たような人が似たような思想、政策を引っさげて登場し、多勢である市民がまたもや騙されるだけであります。 お金を頂点に据えて、用意ドンと競争をしている限りは。 お金でこの世の中が回っている限りは。

 

 想うと何やら自虐的な、あるいは他害的な気分になってまいりますが、それでもなお、私は人類の”生”を否定したくはありません。 最初に戻りますが、その”生”無しに、ここまで汚せなかったはずですから、きれいにも出来るはずなのです。 私達は”死”というものを、もっと学ばなければいけません。 ”生”の中に、”死”を調和させる事を、これからの時代は、もっと学ばなければいけません。 動物も、植物も、その事をよく知っています。 彼らは常に”死”と隣り合わせに生きています。 そして、その”死”によって海に、土に還ります。 ゆえに”生”に至り謙虚であり、その期間も、決して地球を我が物と傷つける事はしません。 私達は今、彼らの知恵に学ぶ時なんだと思います。 そして、その貴重な機会を、この日本という国は、世界の先陣を切る形で頂いたのだと思っています。 ヒントは必ずや、この、目に見える世界の景色のどこかに、そして、目には映らぬ世界の景色の中にきっと隠されているはずです。

 

 わくわくしてきたなら、ぜひ、いっしょに探しましょう。 死を認識しながら、降りてゆく道の途中で、いっしょに探しましょう。 死をしっかりと認識した時、その生は輝き始めます。 もう、それしか、私達に残された道はありません。 予想の付かない未来ほど、わくわくとときめくものはありません。

 

 

 ああ、阿呆をまた言ってしまったな・・・。 それでは、ツイッターに戻ります。 最後までご覧頂き、有難う御座いました。

 

 参考までに、ECRR(欧州放射線リスク委員会)の2010年勧告をリンクしておきます。

 http://www.olivenews.net/img/20110717pdf/all.pdf

 

 日本サード・パーティー株式会社、放射線プレミアムドックセンターさんのリンクは こちら です。 ありがとうございます。

 

 

 

 

 今、ここに感謝を

 

 

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